・季節のご案内
2022-03-25
さくら 桜の季節となりました。季節の移ろいに鋭い注意をはらってきた日本人は、桜の花に稲作の始まりを見て取りました。さくらのサが稲の霊を、クラが稲霊の鎮まる座を意味します。桜の開花で田起こしをし、農作業を始めました。花見は…
さくら
桜の季節となりました。季節の移ろいに鋭い注意をはらってきた日本人は、桜の花に稲作の始まりを見て取りました。さくらのサが稲の霊を、クラが稲霊の鎮まる座を意味します。桜の開花で田起こしをし、農作業を始めました。花見はもともと豊作や長寿への願いをこめた儀礼でした。
お彼岸
お彼岸は、戦前は春季皇霊祭といはれ、皇室の祖霊を祀り併せて国民は先祖を敬う日とされました。
日本は古来、太陽信仰がさかんで、真東から昇り真西へ沈む春分の日は太陽とともに一日を過ごすといふ特別な祭りの日でした。彼岸は日拝み、ヒオガミがヒオガン、さらにヒガンと称するやうになったとも言はれます。朝日が差し昇る方位を聖なるものとみなし、神社は東向きに鎮座するのが元来の古い形式です。後に皇宮や寺院が南向きに設けられるやうになったのは大陸の文化の影響です。